介護の転職ブログBlog
カテゴリ
新着記事
- 介護職の転職、失敗しない職場選びのポイントとは?
- 看護助手になるには? 資格・年齢・経験の有無を徹底解説
- グループホームは無資格でも働ける? 仕事内容やおすすめの資格も紹介!
- 資格なし・未経験でも看護助手になれる? 仕事内容や必要スキルを紹介!
- 介護職は離職率が高い? 働きやすい介護施設の特徴を紹介!
- 【介護職専門のキャリアアドバイザーに聞いてみた!】看護師が介護施設で働くメリットと 職場選びのポイントとは?
- 【介護職専門のキャリアアドバイザーに聞いてみた!】介護派遣会社を選ぶポイントを知ろう!
- 介護職は何歳まで働ける? 年齢制限の実態と長く働くポイント
- 介護現場における外国人スタッフとのコミュニケーション術
- 【介護職専門のキャリアアドバイザーに聞いてみた!】介護業界の転職市場の動向・トレンドを徹底解説!
人気の記事トップ10
- 施設ケアマネと居宅ケアマネの兼務は可能?その違いとは?
- 介護老人福祉施設で働く職種、役割、仕事内容とは? すべてを紹介します!
- 介護職の自己 PR の状況に合わせた書き方・例文を紹介!
- ユニットリーダーになるには?仕事内容や必要な資格を解説!
- サービス提供責任者は未経験でもなれる? 仕事内容や資格要件も紹介!
- ケアマネジャーは何歳まで働ける? 平均年齢や定年についても解説!
- グループホームは無資格でも働ける? 仕事内容やおすすめの資格も紹介!
- 特養(特別養護老人ホーム)の生活相談員の仕事内容、給与などを解説!
- 認知症介護基礎研修が義務化!――具体的な内容を徹底解説
- ケアマネジャー(介護支援専門員)は未経験でも大丈夫?仕事内容や役割について解説!
介護職はブランクがあっても復職可能! 不安を減らす5つのポイント
介護職に復職したいけれど、ブランクの期間があると不安を感じることもあるかもしれません。
では、再就職をしたいと思ったら事前にどのような準備を進めるとよいのでしょうか。
本記事では、ブランクの不安を軽減するために覚えておきたいポイントを詳しく解説します。

目次
最終更新日:2025年4月24日
介護職はブランクがあっても復帰できる?
介護職で働いていた経験があったとしても、子育てなどによるブランクを挟んでしまうと雇ってもらえるかと不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、実は介護職は慢性的に人材不足が課題となっているため、ブランクのあり・なしにかかわらず復帰しやすい業界といえるでしょう。
例えば、厚生労働省が運営している職業情報サイトを確認してみると、令和5年度における「施設介護員」の全国有効求人倍率の平均は3.01倍、「訪問介護員/ホームヘルパー」に至ってはなんと30.96倍とのことでした。
有効求人倍率が30倍ということは、1人の求職者に対して30件分の求人情報があるということになるため、介護の分野は売り手市場であることがよくわかります。
また、介護職は資格の有無や過去の実績によって担当できる業務とできない業務が分かれることがあるため、ブランクがあったとしても以前働いていた実績やスキルのある人材は、現場側にとっても高く評価できる存在といえるでしょう。
ブランクから復帰する不安を減らすための5つのポイント
では、ブランクを経て復帰しようと考えている人に、不安を軽減して働くために確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
①資格の確認と更新
まず、介護関連で保有している資格の状況や登録証を確認しておきましょう。有効期限の有無を確認し、必要があれば早めに更新手続きの準備を進めます。
例えば、国家資格である「介護福祉士」は一度取得すると有効期限や更新はありませんが、民間資格である「認定介護福祉士」の場合、5年ごとの更新が必要とされています。
また、「介護支援専門員(ケアマネジャー)」も5年ごとに更新研修を受講する必要があり、これを行わないと介護支援専門員証が失効してしまうため注意が必要です。
②最新の介護技術や制度の確認
ブランクの期間が長く空いてしまった場合は、その間に介護現場のノウハウや法令、制度などに変更がないか調べておきましょう。
介護関連の法令は数年で改正されることも珍しくなく、業務内容や資格取得の条件など、働くうえで密接にかかわる内容が変更されているケースも考えられます。
「以前はこうだったのに!」と働き始めてから混乱しないためにも、あらかじめインターネットや書籍などで情報収集を進めておくと安心です。
③体力づくりをする
夜勤のある施設や身体介助が業務に含まれる介護職は、体力を必要とする仕事でもあります。以前に働いていた経験があったとしても、ブランクの間に勝手を忘れてしまったり体力が落ちてしまったりしていることも十分に考えられます。
そのため、できる範囲で体力をつける習慣を身につけるとよいでしょう。家の周りをジョギングしたり、近所のフィットネスジムに通ってみたりなど、無理せず継続しやすい方法を見つけましょう。
④職場見学や面接での確認
介護の仕事に限ったことではありませんが、求人票や求人サイトの情報を見ただけでは、その現場がどのような雰囲気で働きやすいかどうかは詳しく判断できません。
事前に職場見学ができる現場であれば、実際に赴いてどのように働いているのか、その施設の雰囲気が自分にあっているのかどうか、などを確認できるとよいでしょう。
また、希望の求人が見つかり実際に面接を進めることになった際には、以前働いていた経験を生かして希望の働き方やサポート体制、運営方針などをしっかりと確認しておくと、理想の現場とのミスマッチを減らすことができます。
⑤まずはパートや派遣で働いてみる
「どうしても正社員で働きたい!」という希望があるのであれば別ですが、フルタイムや夜勤で働くことに不安を感じているのであれば、正社員採用だけではなくパートや派遣での求人募集を探すのも一つの方法です。
特に派遣での働き方は、就労条件や労働時間などの条件のあっせんを派遣会社に任せられるため、働き方の融通が利きやすいメリットもあります。
子育てや家族の介護、家事などと両立を図りたい場合や少しずつ体を慣らす働き方がしたい方は、負担を減らした働き方を探してみましょう。
復職者を支援する制度を利用する
日本政府は、介護従事者の人手不足への改善を目的として、再就職や新規就職をした人に向けた支援制度を進めています。
再就職者に向けた支援は「再就職準備金貸付事業」として、都道府県ごとに実施されています。以下の条件全てに当てはまる場合には40万円以内の復帰費用が貸し付けられ、介護従事者として2年間勤務することで、全額返済が免除されるという仕組みです。
◆次のいずれかに該当している
・介護福祉士の資格を保有
・実務者研修を修了済み
・介護職員初任者研修を修了済み
(介護職員基礎研修、1級課程、2級課程のいずれかでも可)
◆介護職として1年以上の勤務経験がある
◆再就職先が介護保険サービス事業所等である
◆都道府県福祉人材センターに氏名及び住所などの届出を行い、再就職準備金利用計画書を提出した
再就職準備金は使用用途が明確に指定されているわけではないため、資格の受験費用や就業に必要な交通手段や転居の費用など、再就職にかかわることであれば幅広い用途で使用することができます。
まとめ
介護職は求人も多く、ブランクがあっても保有している資格の確認や更新などあらかじめしておけば比較的採用されやすい業界です。
ブランクの期間が長く不安を感じている方は、以前と変わった点を調べたり働くための体力づくりをしたりするなど、復帰のための準備を進めながら新しい職場を探しましょう。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。