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【介護職専門のキャリアアドバイザーに聞いてみた!】介護業界の転職市場の動向・トレンドを徹底解説!
介護業界では慢性的な人材不足が続く中、転職市場は「超売り手市場」となっています。
本記事では、絆ケアスタッフのキャリアアドバイザーが、求職者と企業、それぞれの最新の傾向をふまえ、現場の声をもとに介護業界の転職トレンドを解説します!

介護業界における現在の求人動向は?
ここ数年、介護業界では“超売り手市場”が続いています。厚生労働省のデータでは、福祉分野の就業人口は平成26年度に約370万人だったのが、令和5年度には約463万人と大きく増加していて、介護職員の数も年々増えています。
それでも、現場では人手不足がずっと続いているのが実情です。高齢化の影響で介護サービスのニーズが高まるなか、人材の確保が間に合っていない状況なんですね。
実際には、求人の数自体は豊富にあるのですが、応募が集中するのは条件の良い施設や人気のある職場に偏りがちです。反対に、あまり知られていないけれど働きやすい施設に人が集まりにくいという、いわゆる“ミスマッチ”もよく見られます。
最近は、求人票の内容だけではわからない「職場の雰囲気」や「人間関係」などを重視される求職者の方も多いですね。そういった部分を事前にお伝えできるのが、私たちのようなキャリアアドバイザーの強みだと思っています。
また、地方では車通勤が前提になることも多いので、通勤距離やルート、駐車場の有無といった条件も就職先選びに大きく影響します。毎日の通勤が無理なくできることも、長く働き続けるための大切なポイントといえます。
求職者のニーズはどう変わっている?
一昔前までは、「せっかく働くなら正社員がいい」といった“安定志向”の方が多かったのですが、近年では「夜勤なし」「時短勤務」「週3日」「扶養内で」など、ライフスタイルに合わせた働き方を重視される方が増えてきました。
とくに結婚や出産を機に一度仕事を離れた方が、子育てが少し落ち着いたタイミングで“早めに”仕事復帰されるケースが増えており、パートや派遣といった柔軟な雇用形態を希望される傾向が強くなっている印象です。
また、年齢に対する考え方も変化してきていて、「ブランクがあっても働ける職場」「60代でも歓迎してくれるところ」を探す方も珍しくありません。なかには、子育てが一段落したタイミングで“第2のキャリア”として介護職を選ばれる方もいらっしゃいます。
一方で、派遣という働き方にはメリットとデメリットの両方があります。たとえば、希望条件に合った施設を紹介してもらえたり、人間関係のミスマッチを避けられたりする反面、「契約満了」での終了や、継続勤務の見通しが読みにくいケースもあります。
だからこそ、「長く働きたい」とお考えの方には、派遣を“入り口”として、将来的に直接雇用や正社員を目指すルートも含めて、しっかりと選ぶことが大切。派遣からスタートしても「この人にぜひ残ってほしい」と施設側から評価され、好条件での直接雇用につながることもあります。実際、資格や経験よりも“人柄”や“一生懸命さ”が高く評価される現場も多く、「まずはやってみたい」という気持ちが背中を押してくれる場面もたくさんありますよ。
企業側の採用ニーズと重視するポイントは?
最近は、企業側の採用スタンスもずいぶん変わってきました。年齢に対してはとても柔軟で、60代の方でも元気に現場で働かれている例はたくさんあります。もちろん体力面などでの配慮は必要ですが、むしろ「子育ても一段落していて落ち着いている」「人との接し方が上手」など、年齢を重ねた方だからこその魅力を評価する施設が増えている印象です。
とはいえ、やはり大切なのは年齢よりも“姿勢”です。介護の仕事はチームで動くことが多いので、「こうしたい」「これが私のやり方」と自分のスタイルにこだわりすぎるよりも、「教えてもらいながらやっていきたいです」という素直さや柔軟性がある方のほうが、職場になじみやすく、歓迎されやすい傾向にあります。
また、夜勤ができる方はどのエリアでもやはり需要が高く、条件面でも優遇されることが多いです。ただし、「夜勤ができる・できない」ではなく、「できれば挑戦したい」「日勤だけで働ける施設が希望」といったご相談も含めて、無理のない形での提案ができるのが私たち転職エージェントの役割です。
そして、現場では“人柄”が本当に大切にされます。どんなに経験や資格があっても、人と協力する意識や、利用者さんに対する思いやりがなければ長く続けることは難しいものです。だからこそ、現場で働く方の雰囲気や、施設のスタッフ同士の関係性をよく知っている地元密着の紹介会社のサポートが重要となります。
ちなみに、私たち絆ケアスタッフでは、求職者お一人おひとりの背景や希望を丁寧にお伺いし、「どんな職場なら無理なく続けられるか」「どんな人と一緒に働くと合いそうか」をしっかり考えた上で、最適なマッチングをお手伝いしています。ご本人も気づいていないような強みを引き出せるのも、私たちの役割のひとつだと考えています。
まとめ
介護業界の転職市場は、求職者にとっては選択肢が広がり、企業側にとっては人材確保が課題となっています。自分に合った働き方や職場を見つけるためには、信頼できる人材会社への相談が成功の第一歩となります!
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。