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介護職は何歳まで働ける? 年齢制限の実態と長く働くポイント
高齢化社会の進行により、介護職の需要は依然として高いため、介護業界では40代・50代の方が最前線で活躍しています。
本記事では、いくつかの最新データを基にした介護職の実態やより長く働くためのポイントを解説します。
早期退職者にとっては、セカンドキャリアの選択肢として参考になるでしょう。

目次
最終更新日:2025年5月15日
介護職の年齢制限は実際どうなっているの?
40代や50代になっても最前線で活躍できる介護職ですが、実際のところ年齢制限はあるのでしょうか?
結論から述べると、介護職に年齢制限はありません。
そのため、仕事に支障がなければ何歳からでも、また何歳になっても働くことができます。
厚生労働省※によると、2026年度には約240万人、2040年度には約272万人の介護職員を確保する必要があるとされています。
2023年度の介護職員数は212.6万人であったため、2026年度の目標数である240万人まではほど遠く、介護職の人材確保が急がれます。
このような背景があり、特に派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用の場合は基本的に定年制が設けられていませんが、正社員の場合は定年制が設けられているというのが一般的です。
しかし、一般的には60~65歳まで働けるところが多く、その後も再雇用などで契約を延長できる場合があるようです。
※出典:厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について(令和6年7月12日)」別紙1より
介護職の平均年齢って何歳?
実際の平均年齢はどのくらいなのでしょうか?
下の表は、介護職員を含めた全体の年齢分布および介護職員の年齢分布をまとめたものです。
(単位:%) | ~20歳 | 21~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | 50~59歳 | 60~69歳 | 70~74歳 | 75歳~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | 0.1 | 6.2 | 17.0 | 28.0 | 26.8 | 15.2 | 2.4 | 0.8 |
介護職員 | 0.2 | 8.7 | 20.3 | 28.2 | 25.0 | 14.1 | 2.0 | 0.5 |
出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書」
40代や50代がボリュームゾーンとなっており、全体の平均年齢は48.4歳です。
60代以上の介護職員も一定数見受けられるため、高齢者の方でも活躍していることが読み取れます。
シニア世代が介護職として働くメリット
60代以上のシニア世代の方が介護職として働くメリットを紹介します。
介護職に興味がある方や、前職の経験を生かしたい方はぜひセカンドキャリアの選択肢に入れてみてください。
比較的世代が近いため、コミュニケーションが取りやすい
シニア世代の方は施設利用者と年齢があまり変わらないため、比較的コミュニケーションが取りやすいことは一つの大きなメリットでしょう。
昔流行っていたモノを話題にしたり、また利用者と同じような苦楽を経験してきた介護職員がいる場合は利用者に寄り添ったりすることができます。
さまざまな不安や悩みを抱えている利用者も年齢が近いスタッフなら安心して気軽に相談することができ、将来に希望を持つことができるかもしれません。
介護職で培った経験を、プライベートでも生かすことができる
介護職員として働くことで、介護保険制度などの介護に関する基本知識や実際の技能が自然と身につきます。
そのような現場で働いているからこそ得られる経験を、ご自身の老後や家族など周囲の方が介護が必要になった際に応用できます。
60代以降から介護業界で働くためのポイント
実際にシニア世代が介護業界で働くためのポイントを解説します。
体力の維持とケア
年齢を重ねると徐々に体力や筋力が低下していきますが、介護職は身体的負担がかかる職種です。
夜勤や早出など不規則な勤務形態で働かなければいけない可能性もあります。
そのため、日頃から適切な運動や体調管理を行うことで体力の衰えを防ぎ、できる限り長く働くことができる身体づくりが重要となります。
年功序列を意識せず働く
60歳を過ぎてから再雇用されると、一緒に働くスタッフや上司が自分より年下である可能性が高くなります。
しかし、人生経験は自分のほうが豊富でも介護業界では後輩です。
年功序列の意識は捨てて、謙虚な気持ちで働きましょう。
PCやスマホの操作スキルを身につける
近年、介護業界におけるIT化の進行により、パソコン、スマートフォン、タブレットなどが導入されている施設も増えています。
シニア世代の方のなかには苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それらの基本的な操作スキルは身につける必要があります。
まとめ
介護職は年齢制限がないことに加えて人手不足であるため、高齢者でも比較的働きやすい職種といえます。
実際に現在活躍している年代も40~50代が多いことがわかっています。
シニア世代でも活躍できるため、セカンドキャリアとしても最適です。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。