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異業種から介護職へ転職|未経験でも失敗しにくい職場選びを解説

異業種から介護職への転職は、近年確実に増えています。介護労働安定センターの最新調査では、中途採用の介護労働者のうち、直前の仕事が「介護・福祉・医療関係以外」だった人は約3割(30.7%)にのぼります。

一方で、未経験ゆえの不安を抱えたり、想定外のミスマッチで早期離職に至るケースも少なくありません。この記事では、異業種から介護職への転職が増えている現状、失敗しやすい3つのパターン、定着している人の共通点、そして失敗しにくい職場選びの視点までを整理します。

最終更新日:2026年5月14日

異業種から介護職への転職は増えている――最新データで見る現状

公益財団法人 介護労働安定センターが2025年7月に公表した「令和6年度 介護労働実態調査」によると、中途採用の介護労働者のうち、直前の仕事が「介護・福祉・医療関係以外の仕事」だった人は30.7%。職種別に見ると、介護職員では47.1%、訪問介護員では48.2%が異業種からの転職者です。

しかも、介護職員・訪問介護員のうち介護以外から転職した人の約85%は、これまでに介護関係の仕事経験が一切ないという結果も出ています。つまり「未経験から介護職に入る人」が中途採用の主流になっているのです。

また、介護職員・訪問介護員の採用率は14.3%と3年ぶりに下落し、同離職率は12.4%(2職種計)で、離職率は2年連続で低下したものの合計しての増減率は1.9%マイナスとなりました。そのため、事業所の従業員不足感は65.2%と前年より上昇しており、人材ニーズは依然高い状況です。

参考元:令和6年度「介護労働実態調査」結果報告(資料PDF・介護労働安定センター)

参考元:令和6年度「介護労働実態調査」結果の概要について(介護労働安定センター)

異業種出身者で多い前職と、活かせる経験

ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)が新潟県内で稼働中の派遣スタッフから聞き取った内容では、異業種からの転職者は事務系・販売・製造といった前職が目立ちます。それぞれの前職で培ったスキルは、介護現場で次のように活きています。

  介護現場で活かせる強み 具体的に活躍する場面
接客・販売職 幅広い年齢層への対応経験/観察力/臨機応変な対応力 利用者・家族とのコミュニケーション、表情から体調変化を察知する場面
事務職 パソコン操作/ビジネス文書作成スキル 介護記録・申し送り・給付管理など意外と多い事務作業
製造業 手順遵守の徹底/異変を察知する観察力 安全管理、利用者の状態把握、ヒヤリハットの未然防止

「介護未経験」という言葉だけで諦める必要はなく、前職の経験を棚卸しすることが転職活動の出発点となります。新潟県内の介護現場でも、こうした多様なバックグラウンドを持つ職員が即戦力として活躍しています。

未経験で「失敗しやすい」3つのパターン

異業種から介護職へ転職した方の中には、想定外のギャップで早期離職に至るケースもあります。ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)のキャリアアドバイザーが現場で見てきた典型的なつまずきは、次の3パターンです。

①「親の介護経験」を過信するパターン
「親の介護はしたことがある」「親族の介護経験を活かしたい」という動機で介護業界へ挑戦する方は一定数います。しかし「親の時はできていたのに、他人の介護はできない(特に排泄ケア)」、「イメージしていたよりも大変だった」と感じてつまずくケースが見られます。

→ 回避策: 転職前に職場見学や1日体験を通じて「他人を介助する感覚」を確かめておくと、ギャップを最小化できます。

②体力面・精神面のギャップを甘く見るパターン
利用者の移乗介助や入浴介助は想像以上に体力を使います。前職が立ち仕事であっても、介助動作は別物です。さらに、認知症の方への対応など精神的な負担も加わります。

→ 回避策: 未経験者向けの研修制度が整っている施設を選び、初任者研修の受講と並行して現場に入るのが安全策です。

③シフト勤務への適応が難しいパターン
施設介護では早番・遅番・夜勤など複数のシフトがあり、施設によっては早番①②・遅番①②と細分化されていることもあります。生活リズムの変化に対応できず、体調を崩す方もいます。

→ 回避策: まずは日勤のみのデイサービスから始める、または夜勤の少ない事業所を選ぶなど、段階的に勤務形態を広げていくのが現実的です。

関連記事:介護転職で後悔する人の特徴と回避するためのチェックポイント

定着している人の共通点――現場が語る「続く人」の特徴

一方で、異業種から転職して長く介護現場で活躍している方も多くいます。ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)が登録スタッフへの聞き取りで把握している「定着する人」の共通点は、価値観の置き方にあります。

たとえば、販売員から介護業界に転職してデイサービスで約9年勤務している方は、継続できている理由を次のように語っています。

「販売の仕事では『ありがとう』を言う立場でしたが、介護では『ありがとう』を言われる立場になりました。そこに大きな喜びとやりがいを感じています」

また「人生の先輩である高齢者の方々に恩返ししたい」という思いを動機に挙げる声も複数寄せられています。

これらの声を総合すると、介護現場で定着しやすいのは「人に必要とされることにやりがいを感じられる方」「奉仕の気持ちを持って仕事に取り組める方」だと考えられます。

失敗しにくい職場選びの3つの視点

異業種からの転職を成功させるカギは「最初の職場選び」にあります。ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)への相談実績をもとに、未経験の方が確認すべきポイントを整理しました。

視点 確認ポイント
①指導体制の充実度 指導期間はどのくらいか/夜勤に入るまでの期間と指導体制/OJT担当者は固定か
②家庭・育児への理解度 子どもの急病時の早退に関する理解/同じ境遇の職員がいるか/突発休への配慮
③施設長・上司の人柄 困った時に親身に相談できるか/介護観が自分と近いか/現場の声を聞く姿勢があるか

特に「指導体制」と「上司の人柄」は、求人票だけでは判別が難しい項目です。施設見学や面接の際に、現場の雰囲気や受け答えの様子から探っていくことが必要です。複数の施設を比較検討し、自分に合う環境を選ぶ姿勢が、ミスマッチを防ぐ防御策となります。

新潟県で異業種から介護職を目指すなら

新潟県は高齢化率が全国平均を大きく上回る地域です。新潟県の発表では、令和7年9月15日現在の老年人口割合は34.2%と、全国平均(令和6年10月時点で29.3%)を約5ポイント上回ります。
現状、介護人材へのニーズは構造的に高く、未経験から介護職に挑戦する受け皿も豊富にあります。
ただし、新潟県特有の事情として、冬場の積雪や凍結路面での通勤・送迎の負担、車通勤が前提となる地方都市型の勤務形態など、地域ならではの確認ポイントがあります。

さらに、地方では「同じ法人内に親族・知人がいる」など、人間関係の密度が都市部より高くなる傾向もあるため、職場の風通しや人間関係の確認も重要です。

求人票の文字情報だけでは、こうした地域特性まで把握しきれません。ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)のように、新潟県内の介護施設を現地取材し、指導体制や職場の雰囲気を把握している地元密着型のエージェントを活用することが、未経験転職を成功に近づけるポイントになります。

参考元:新潟県の老年人口(65歳以上人口)(新潟県)

関連記事:介護派遣の働き方とは? メリット・デメリットと向いている人の特徴を解説

まとめ

異業種から介護職への転職は、中途採用の85%ともはや主流となっています。事務系・販売・製造など、前職の経験を棚卸しすれば、活かせる要素は必ず見つかるはずです。

一方で、未経験ゆえの「親の介護経験の過信」「体力面のギャップ」「シフト勤務(夜勤等)への適応不足」といった失敗パターンも存在します。

定着している人の共通点は、「ありがとうを言われる立場」へのやりがいや、奉仕の気持ちを持てること。そして、最初の職場選びで「指導体制」「家庭への理解度」「上司の人柄」を確認することが、長く続けるための鍵となります。

是非ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)と一緒に転職活動を検討してみてください。

異業種から介護職への転職は、未経験でも十分に可能です。ただし、職場選びで失敗すると早期離職につながりやすいのも事実。ケアスタッフ(旧絆ケアスタッフ)では、新潟県内の介護施設の指導体制や職場の雰囲気を、現地取材をもとにあなたに合わせてご紹介しています。情報収集だけでも、お気軽にご相談ください。

無料相談はこちら →https://carestaff.jp/welcome/

株式会社ケアスタッフ

ケアスタッフは医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。

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