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介護職に多い転職理由とは? 採用率をUPさせるためには面接での“伝え方”が大事
「転職理由」は採用面接で聞かれる項目のひとつです。
しかし、その転職理由をそのまま伝えて良いのか?ポジティブに言い換えるべきか?など、いろいろ悩まれるかと思います。
本記事では介護職の転職理由の紹介とともに、どのように転職理由を伝えたら良いか、具体的な回答もあわせてご紹介します。
目次
最終更新日:2025年7月10日
介護職を辞める理由ランキングTOP5
介護労働安定センターが実施した「介護労働実態調査」によると、2023年度の「前職の介護関係の仕事をやめた理由」は以下のようになっています。
| 理由 | 割合(%) | |
| 1位 | 職場の人間関係に問題があったため | 34.3 |
| 2位 | 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため | 26.3 |
| 3位 | 他に良い仕事・職場があったため | 19.9 |
| 4位 | 収入が少なかったため | 16.6 |
| 5位 | 自分の将来の見込みが立たなかったため | 13.2 |
出典:「介護労働実態調査」P28
特に、他の職員と協力して利用者の生活を支える介護職員にとって、人間関係がうまくいっていないと働きにくくなってしまいます。
1位と2位の理由について具体的に見てみると、人間関係で最も多い状況は「上司の思いやりのない言動、きつい指導、パワハラなどがあった」が約半数を占めました。
また、「上司の管理能力が低い、業務指示が不明確、リーダーシップがなく信頼できなかった」(43.2%)が続いたことから、主に上司に対する不満が大きいことがわかります。
さらに、経営理念や運営のあり方における理由では、「経営の効率性やリスクを過度に
重視しているため、介護の質の向上の取り組みが二の次になっていた」(30.9%)、「介護の質の向上の手法・方向性が自分の理想とは異なっていた」(30.6%)、「無駄な業務が多く職員の業務量負担への配慮が弱かった」(30.0%)の3つがほぼ同水準となっています。
夜勤・体力面が離職を招く背景
同じく介護労働安定センターが実施した労働者調査によると、「労働条件・仕事の負担に係る悩み・不安・不満等」※1において「身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安)」(29.3%)が3位にランクインしています。
介護職では入浴介助や排泄介助など身体を酷使する業務が多く、高齢者の身体を支えたり抱えたりする動作は特に負担がかかります。
また、財団法人労働安定センターが行った「介護労働者のストレスに関する調査」※2によると、「深夜勤務時に何か起こるのではないかと不安がある」(43.8%)が約4割の回答を集めました。
一般的に夜勤は少人数体制となっていますが、そのような場合でも臨機応変に対応する必要があるため、ストレスを感じる職員が多いのでしょう。
このように身体や精神に支障をきたすとその先仕事を継続するのは難しいため、自然と退職を考えるきっかけになるといえます。
※1「介護労働実態調査」P22
※2「介護労働者のストレスに関する調査」P4
キャリアアップ志向の前向き退職も増加
これまでは主にネガティブな転職理由をご紹介してきましたが、以下のようにポジティブな理由による転職も増えています。
・介護福祉士の資格と経験を生かせる医療分野の職種に転職
・新たに資格を取得してキャリアアップを目指す
・独立して施設や事業所を経営する
いずれにせよ、面接の際に転職理由をどのように伝えるかはとても重要になってきます。
特にネガティブな転職理由は、そのまま伝えるよりも言い換えを意識すると採用される確率がUPします。
ちなみに、介護職のキャリアアップの方法については、過去記事「介護職のキャリアアップ方法とは? 目的別キャリアパスを紹介!」もぜひご参照ください。
参照:https://carestaff.jp/kaigo/blog/nursing-assistant_no-experience/
面接で伝える転職理由の言い換え術
面接で転職理由を伝える際、前職のことをネガティブに述べる発言は採用担当者からの印象を損ねてしまいます。
そこで、おさえておきたい転職理由の言い換え術をご紹介します。
NG→OK言い換えフレーズ10選
まずは、今すぐ使える以下の言い換えフレーズをマスターしましょう。
・人間関係が合わない→協調性を重視した環境で力を発揮したい
・施設の経営理念や方針が理解できない→自分の介護職に対する想いとの一致を重視したい
・資格の有無を評価する体制が整っていない→一人ひとりの働きに見合った評価制度が整っ た環境で働きたい
・有給を取得しにくい→ワーク・ライフ・バランスを充実させたい
・業務内容にやりがいを感じない→他にやりがいを感じられる仕事があると考えている
・やりたい仕事を任せてもらえない→もっと自分のバリューを発揮したい
・複数の施設を転々としている→あらゆる介護ニーズを汲み取って的確に対応できる
・出産や育児を機に一度退職した→今後もニーズが高まる職業のため長く働きたい
・給料が上がらない→正当に評価してもらうことでモチベーションアップにつながる
・残業が多い→業務効率の改善に注力したい
STAR法でエピソードを具体化
STAR法とは、面接や自己PRなどで過去の経験を具体的に説明するためのフレームワークです。
Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の4つの要素で構成され、この流れに沿って成果を伴うエピソードに組み立てることで、面接官に説得力のある説明をすることができます。
ちなみに、介護職の面接での自己PRについては、過去記事「介護職の自己 PR の状況に合わせた書き方・例文を紹介!」もぜひご参照ください。
参照:https://carestaff.jp/kaigo/blog/nursing-assistant_no-experience/
面接官のホンネを攻略
面接官は、「この人と一緒に働きたいか」「この人が自社で活躍できそうか」という点を見極めています。
したがって、表面的なやり取りだけでなく、質問の裏にどんな意図があるのかを読み取り、しっかりと対策することが、内定への近道です。
ここでは、面接官が見ている3つのポイントについて解説します。
“長く働いてくれそうか”の見極め方
面接でよく聞かれる転職理由や志望動機は、実は「すぐ辞めてしまわないか」を見極めるための質問でもあります。
そのため、「今後のキャリアプラン」について聞かれた場合は、「資格取得などで自己のスキルを高めながら、いずれは後進の育成にも関わっていきたいと考えています」など、将来を見据えた安定感のある答え方が好印象となるでしょう。
協調性・適応力はここで判断される
介護の現場では、チームでの連携が欠かせません。
面接では協調性や適応力を知るために、「どんな働き方をしてきたか」「人間関係で困ったときどう対応したか」などの質問をされることがあります。
理想的な答えとしては、「報連相(報告・連絡・相談)」「役割分担」などのキーワードを盛り込みながら、「看護師との情報共有を重視していました」「新人のフォロー体制をチームで構築しました」といった実際のエピソードを交えて伝えると、信頼感が生まれます。
数字・成果で“再現性”を証明
面接官は過去の経験や実績を聞くことで「この人は自社でも成果を出せるか」を判断しようとしています。
そこで重要なのが、過去の経験や実績を「数字」で語ることです。
たとえば「利用者満足度を◯%向上させた」など、具体的な数字で示せるエピソードがあると、成果が伝わりやすくなります。
さらに「なぜその成果を出せたのか」「どんな工夫をしたのか」まで話せるとより良いでしょう。
志望動機と“つながる”転職理由
面接で相手に良い印象を持ってもらうためには、以下のような志望動機とつながる転職理由を考えることも大切です。
前職経験→志望動機へのストーリー設計
「転職」と聞くと、前職の職場環境や人間関係で何か問題があったのかなど、ネガティブな理由が面接官の頭に浮かんでしまうでしょう。
しかし、あくまでもこれまでの学びや実績を次職で生かしていきたいと志望動機に結びつけることで、面接官もポジティブに受け取りやすくなります。
求人研究で“マッチ理由”を裏付ける
介護職で転職する方のなかには、求人情報に掲載されていた施設理念や研修制度が思っていたものとは違ったなどのミスマッチが転職の原因であるというケースも多く見られます。
そういった失敗をしないためには、自分がどうしても譲れないポイントをあらかじめ明確にしたうえで転職先を探すことが重要です。
このように下調べをしっかり行うことで、いかに自分の希望とマッチしているかどうかを面接時に自信を持って述べることができます。
将来ビジョンと資格取得計画を絡める
また、将来思い描いているビジョンのために資格の取得を計画していることがわかれば、第一線で長期間活躍していきたいことが面接官に伝わりやすくなります。
たとえば、「介護福祉士として5年間働いていたため、今後はケアマネの資格取得を目指したい」などとアピールすることで、キャリアアップしていきたいという意欲を感じられます。
ちなみに、介護職の転職理由については、過去記事「介護職の転職理由で多いのは? 書類・面接対策も紹介!」もぜひご参照ください。
参照:https://carestaff.jp/kaigo/blog/nursing-assistant_no-experience/
まとめ
本記事では介護労働者の主な転職理由と、面接でどのように伝えれば良いかという具体的な方法についてご紹介しました。
転職したいと思うきっかけはどうしてもネガティブな理由になることが多く、それは仕方がないことです。
ただ、そのネガティブな理由をいかにポジティブに言い換えて自己PRするかで、面接官が抱くイメージは大きく変わってくると思います。
今回ご紹介した方法をぜひ参考に、転職活動に臨んでみてください。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。