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介護職の転職理由で多いのは? 書類・面接対策も紹介!
介護業界では、人間関係の問題や給与面の不満などで転職を検討する方は多くいます。
しかし、いざ介護職に転職を希望するとなると、「面接で転職理由を聞かれたら、どう答えたらよいかわからない」と不安になるでしょう。
本記事では、介護職の主な転職理由や、面接で転職理由をうまく伝えるための対策・例文などを紹介します。
目次
介護職の主な退職理由
介護職の転職理由を面接でうまく伝えるためには、まずは介護職の退職理由をはっきりさせる必要があります。
ここでは、介護職の主な退職理由を見てみましょう。
人間関係が悪かった
介護職を退職する理由で多いのが、人間関係の問題です。
特に、上司との円滑なコミュニケーションが難しく、居心地が悪いと感じて退職を希望する人が多い傾向にあります。
介護労働安定センターが行った「令和3年度 介護労働実態調査※」では、人間関係に問題があり退職した人の割合は18.8%と、退職理由のなかで最も多く回答されました。
介護職は、スタッフと連携して利用者の生活を支える仕事のため、人との関わりが避けられないことから、人間関係の不満につながりやすいのかもしれません。
※出典:令和3年度 介護労働実態調査結果について
ライフスタイルが変化した
介護業界には、男性よりも女性が多く働いているため、結婚や妊娠・出産・育児などが退職理由となるケースがあります。結婚を機に、引っ越しや妊娠などのさまざまなライフイベントが発生し、介護職を続けることが困難となる人は少なくありません。
介護職は体力が必要な仕事のため、妊娠した際は胎児に影響が出ないよう、早めに退職・休職を希望する人も多くいます。
給与が低かった
国による「介護職員処遇改善加算」の創設で、介護士の給与面を改善する取り組みがされているものの、給与に不満を持ち、転職を希望する人は多いのが現状です。
給与条件は、介護職に限らず仕事のモチベーションを保つために重要でしょう。
特に人手不足の介護業界で、忙しさと割に合わない給与面には不満を持つ人は多くいます。
退職理由を聞かれる意図
ここでは、面接時に退職理由を聞かれる意図を紹介します。
一見答えづらい退職理由ですが、介護職への熱意をアピールできるチャンスです。
長期的に勤務できる人材か
採用担当者は、長期的に勤務できるかを特に気にしています。
退職理由を聞き、転職を希望する理由と同じ原因でまた退職する恐れがあるかどうかを判断します。短期離職をする人よりも、定着して働いてくれる人材を採用したいのは、どの企業でも当然でしょう。
仕事への熱意があるか
介護職に対する熱意や考え方を確認するために、退職理由を聞くケースもあるようです。
退職理由は、「介護職に向いているか」「高齢者・利用者さんへの敬意はあるか」などの判断基準にもなります。
労働条件の希望があるか
労働条件や仕事内容の希望があるかを、面接の際に聞かれることがあります。
「日勤のみで働きたい」「身体介護のスキルアップを目指したい」など、労働条件の希望と職場環境が一致するかを確認します。
早期離職のリスクを減らすためにも、条件の一致は大切です。
面接で転職理由をポジティブに言い換える方法
転職理由は、ポジティブな表現に言い換えて伝えることが大切です。
仕事内容や人間関係などの不満を、ネガティブな表現でそのまま伝えてしまうと、「不満が出たらすぐに辞める人」と思われる恐れがあります。
例えば、「現場が忙しすぎて体力的につらかった」という理由で転職する場合は、「プライベートの時間を確保して、気持ちや体力の余裕を持って仕事をしたい」と表現するのがよいでしょう。また、「利用者さんとしっかり向き合って、手厚い介護を行いたい」と言い換えることも可能です。
転職理由の例文
ここでは、転職理由の例文を紹介します。
人間関係の不満により転職する場合
介護職にはチームワークが重要だと感じており、スタッフ同士が仕事しやすいような関係構築を重視してきました。しかし、前職では職員の入れ替わりが激しく、その難しさを感じておりました。そこで、チームケアに力を入れている御施設を志望いたしました。
ライフスタイルの変化により転職する場合
出産を機に介護職を退職し、育児に専念していましたが、家族とも話し合い、育児と仕事を両立させたいと考えています。現在は、子どもの体調が悪くなった際に家族の協力を得られる状況になったため、私も働けると思い、御施設を志望いたしました。
給与アップのために転職する場合
2年前に、スキルアップを目指して介護福祉士の資格を取得しました。
経験が浅い介護職員の手本となれるよう、まじめに業務に取り組んできましたが、以前の職場は評価制度が整っておらず、正当に評価されませんでした。
自身の頑張りを評価していただけることが、仕事へのモチベーションアップにつながると考えるため、評価制度が整っている御施設を志望しました。
職場選びで気をつけるべきポイント
同じ職場で長く働くためには、自身に適した職場を選ぶことが大切です。
ここでは、職場選びで気をつけるべきポイントを見てみましょう。
人間関係が良いか
介護職は、人との関わりが重要な職業のため、職場内の良好な人間関係が大切です。
しかし、職場の人間関係を知ることは難しいでしょう。そこで、面接を希望する前に職場見学をさせてもらい、様子を見ておくと自分が職場になじめるかを予測できます。
勤務体制が自分に合うか
介護職の勤務体制は、施設によって異なります。
たとえば、訪問介護は主に日勤で働きますが、老人ホームといった施設では夜勤で働く必要もあるでしょう。
「日勤のみで働きたい」「日勤と夜勤どちらでも働きたい」など、自分がどのような働き方をしたいのかをはっきりさせて、考えに合った勤務体制の職場を選ぶことが大切です。
給与条件や福利厚生が充実しているか
給与や福利厚生が充実していることも、職場選びで大切なポイントです。
「仕事が激務なのに、給料が少ない」といった不満につながらないよう、納得のいく給与条件の施設を選びましょう。
また、経営形態が社会福祉法人であると国からの助成金が出るため、長期間に渡り安定した給与が見込めます。
まとめ
介護職の転職理由は、職場の人間関係の問題や給与面の不満などがあります。
しかし、転職の面接時には、退職理由を正直に伝えるのを控えたほうが良い印象を与えられます。
面接では、長期的に働く見込みがあると思ってもらえるよう、転職理由をポジティブな表現に言い換えることが大切です。職場を選ぶ際は、事前に職場見学をして自身に合いそうな職場か確認してから面接を受けましょう。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。