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グループホームで働くのに資格は必要?仕事内容や働き方は?
グループホーム(正式名称:認知症対応型共同生活介護)で働く際には、原則として資格・経験は必要ありません。
本記事では、グループホームでの仕事内容や他の介護施設との違いなど、グループホームへの就労を検討している方に向けた情報を提供します。

目次
グループホームは無資格・未経験でも働ける!
グループホームは、認知症の方が自宅と似たような環境下で自立した生活を営むことを目的とした施設です。
そのため、職員として働く際には専門的な資格や経験が必要と思われるかもしれませんが、原則として、特に求められる資格や経験はありません。
なお、施設によっては応募条件として何らかの資格や経験を定めているケースもあるため、応募したいと思ったグループホームの募集要項は確実にチェックしておきましょう。
また、持っていると有利になる資格は存在するため、キャリアアップや収入アップを目指す場合、あるいは転職に際して他の応募者よりも有利に転職活動を進めたい場合には、以下のような資格を取得しておくとよいでしょう。
・介護職員初任者研修
・介護福祉士実務者研修
・介護福祉士
・認知症介護実践者研修
グループホームの仕事内容とは
無資格・未経験で働けるといっても、実際にはどのような仕事を行うのか、そもそもグループホームとはどのような施設なのかを把握しておかないと、心配になる方も多いでしょう。
グループホームという施設について、およびグループホームにおける仕事内容をそれぞれ解説します。
グループホームは認知症の方向けの共同生活介護施設
要支援2以上の認定を受けた認知症の方が共同で、自立した生活を営むことを目的としているのがグループホームです。
地域密着型サービスとなるため、施設の位置する市区町村と同様の地域に住民票を持っている方が対象となります。
「ユニット型」と「サテライト型」と呼ばれる形態があり、ユニット型では5人〜9人(1ユニットという単位で呼ばれる)という少人数での生活を送ることが可能です。
そのため、認知症の方にとっては心穏やかに過ごせるというメリットがあります。
1施設につき原則として2ユニットまでとされていますが、それ以上のユニットがあるケースも存在しています。
サテライト型は、ユニット型と同様の本体住居と、1人暮らしが可能な離れた住居(例:民間のアパート)という2種類で、単身生活をサポートする形態です。
グループホームの需要は年々増加傾向にあり、施設数も同様に増加傾向にあります。
それに伴いさまざまな課題が指摘されており、進む高齢化と現役世代の減少が予測される中で、どのように課題を解決していくかが論点となっているのが現状です。
一方で、需要の増加と人材不足という背景から、適性のある人材であれば資格や経験がなくても十分に活躍できる仕事であるともいえるでしょう。
参考:どんなサービスがあるの? – 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)認知症対応型共同生活介護 (認知症グループホーム)
グループホームでの仕事内容
グループホームの職員は、利用者の生活を支援する「介護職員」、利用者のケアプラン(介護計画)を作成する「計画作成担当者」、利用者の健康管理・医療サポートに従事する「看護師」およびシフト作成や職員教育といった管理業務全般を行う「管理者」の4種類に分類されます。
このうち、「看護師」は配置の義務付けがされていないため、グループホームによっては「看護師」がいないケースもあります。
職員は、利用者の生活サポートや健康管理はもちろん、事務作業や夜間業務まで幅広い業務に従事することを覚えておきましょう。
利用者は認知症のため、日常生活におけるあらゆる面で認知機能が低下していることから、生活におけるちょっとした動作についても忘れてしまう恐れがあります。
このような時に、職員は適切な支援を行えることが必要となるのです。
他にも、健康管理の一環として服薬管理を行ったり、夜勤中には利用者の見守りを行ったりします。
介護職の一つではあるため身体介助も行います。
しかし、利用者は比較的、体を動かすという点においては他の介護施設利用者よりも基本的な動作はできる割合が多いため、職員の負担は比較的大きくありません。
介護というよりは、利用者に寄り添って仕事ができるかどうか、認知症への理解を深める意気込みがあるかどうかが、グループホーム職員の適正としては重要視されるでしょう。
他の介護施設との働き方の違い
グループホームは、認知症を患っている利用者を対象とした生活支援の側面が強い施設です。
そのため、その他の介護施設とは働き方が異なります。
特別養護老人ホームとの違い
特別養護老人ホームは、要介護3以上の認定を受けている方を対象としている施設のため、より専門的な身体介助が必要です。
ゆえに、グループホームと比較すると、介護職としてのスキルを伸ばしやすい職種といえます。
介護老人保健施設との違い
介護老人保健施設は、介護が必要なレベルの利用者を支援し、自宅への復帰を目指すために存在する施設です。
介護だけでなく、リハビリテーションや医療に従事する職員との連携が必要となるため、部署横断的な経験を積み、さまざまな業務に対して柔軟に対応できるようになることが想定されます。
まとめ
グループホームは、無資格・未経験でも働ける仕事であり、介護職を始めてみたい方や、利用者に寄り添って仕事をしたい方におすすめの職場です。
介護の仕事に興味がある場合は、お近くのグループホームで求人募集が行われていないか、探してみてはいかがでしょうか。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。