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介護職にブランクがあっても復職できる? 不安を減らすステップと準備ポイント
介護職で働いた経験があっても、子育てなどによるブランクがあり、雇ってもらえるか不安を感じている方もいることでしょう。
しかし、介護職は人手不足もあって需要が高く、ブランクがある方も復帰しやすい傾向にあります。この記事では、介護職の再就職を目指す方に向けて、不安を減らすためのステップや準備のポイントを紹介します。
介護職にブランクがある人が抱えやすい不安とは
ブランクからの復職では、さまざまな不安が生じるものです。しかし、事前に整理すれば対策につなげていくこともできます。ここでは、4つの不安を紹介します。
介護スキル/手順のアップデート
「復職しても仕事についていけるか自信がない」「技術や知識があいまい」といった不安は、経験が長い方でも抱きがちです。
だからこそ、復職前には、数年で変わる介護保険制度の改正や、法令の変更点を復習しましょう。業務内容や資格取得にも直結する内容が多いため、復職後の現場やスキルアップにもつながります。
特に、以下のような変わりやすい項目に焦点を当てれば「昔の知識しか通用しないかも」という不安も解消できます。
・移乗ケア
力任せの介護から、リフト・スライディングボードといった福祉用具が当たり前に使われる介護にシフトしています。
・口腔ケア
誤嚥性肺炎の予防や全身の健康維持との関連が強調されており、専門的・個別的な技術が必要です。
・感染症ケア
新型コロナ感染症以降、感染症対策は厳格化されているため知識のアップデートが欠かせません。
・認知症ケア
介護保険制度の理念としても、認知症高齢者の尊厳と意思の尊重が強く反映されています。
体力・夜勤リズムへの再順応
身体介助や夜勤がある介護職では、ブランクによる体力低下や夜勤リズムへの不安はつきものです。腰や膝を悪くしたり、慣れない夜勤で体調を崩したりしないよう、無理のない範囲で体力づくりをしましょう。
人間関係とコミュニケーション
ブランク期間があることに不安を抱いていても、新しい職場では即戦力として期待され、「これくらいは知っているだろう」と思われることが多い傾向にあります。
そのため、初歩的な疑問点やルール変更について質問しづらい状況が生じる可能性があります。特に忙しい中での申し送りや、疑問を抱いても「このようなことを聞いたらがっかりされるのではないか」と不安を感じ、疑問を抱えたままストレスを抱え込んでしまうこともあります。
また、利用者側からは、経験者として適切な対応を期待されます。わからないまま対応していると、不信感を与えてしまい自信を失う可能性もあるでしょう。
職場によって異なるルールもあるため、わからないことがあれば質問することが、早く現場へ馴染むための近道かもしれません。
電子記録とICT化
介護現場のICT化は著しく、電子記録や介護ロボットといった「道具」が、不安のもとになりがちです。現在の現場の状況を知るとともに、ICT機器の操作を学習リスト化して、復職に備えましょう。
また、介護施設では介護サービスの質の向上と安全なサービス提供を目的として、法律や運営基準に基づく「法定研修」の実施が義務付けられています。復職を考える際は、施設で実施される研修内容にも目を通しておくと安心です。
法定研修については、過去記事「介護施設での研修内容を徹底解説! 法定研修の種類と受ける意義とは?」もぜひご参照ください。
https://carestaff.jp/kaigo/blog/practitioner-training_niigata/
復職前に確認しておきたい3つの準備
介護の現場では、保有する資格や過去の実績に応じて担当業務が分かれることが多く、ブランクがあっても経験やスキルは高く評価されます。
ここでは、復職を考える方が不安を軽減して働くために、確認しておきたい3つの準備を紹介します。
スキルの再点検と短期リフレッシュ計画
段階的に復職を目指すことで、ブランクによる心理的な負担を軽減し、現場にスムーズに馴染めるようになるでしょう。また、復職直前の短期間で実践することで、学習と準備に集中できます。
・自習
介護関連の制度と改正点、新しい技術・知識を確認して、昔の常識をアップデートしましょう。
・見学
職場の雰囲気、設備と運用体制などを確認しながら働くイメージを具体化します。
・半日体験
実際の業務の流れと安全性を確認しながら、現場に慣れて身体感覚を取り戻しましょう。
生活リズム・体調づくり
復職後の生活を見据えて、規則正しい睡眠と食事のリズムを確立することが大切です。さらに、介護現場でけがの要因となる体力不足に陥らないよう、小さな習慣から体力づくりをはじめましょう。
たとえば、日々のストレッチやウォーキングで身体の柔軟性を保ち、筋力トレーニングで腰や肩を鍛えつつ、介助に必要な安定性も高めましょう。移乗介助・入浴介助を安心・安全に実施できるよう、握力も意識して回復させていきます。
勤務条件とサポート体制のすり合わせ
希望シフト・夜勤回数・配属フロアといった具体的な勤務条件、定期的なフォロー面談の有無を事前に職場とすり合わせ、書面で合意しておきましょう。
以前の経験を活かして、希望の働き方やサポート体制、運営方針をしっかり確認しておくことで、理想と現場のミスマッチを減らすことができます。特にブランクから復帰する方は不安を感じやすいので、事前に「不安の芽」を摘み取っておくことが、安心して長く働くための第一歩となります。
ブランクがあっても安心して働ける職場の選び方
ブランクがある方が抱えがちな不安や、復職前にやってみたい準備を踏まえて、安心して働ける職場の選び方を大きく4つに分けて解説します。
研修・メンター・オンボーディングの設計
求人で「ブランク可」と記載されている職場は、復職者向けの研修制度や教育体制が整っている可能性が高いです。特に、復職者向け専用の同行・評価表・フォロー面談の有無を確認しましょう。
教育体制が整っている施設ならブランクによる戸惑いが少なく、スムーズに業務を開始できるので安心して働けます。
人員配置・業務分担・用具/ICTの運用
介護の仕事は体力を要します。移乗用リフトやスライディングシートなど福祉用具を積極的に活用している施設であれば、身体負担を抑えられます。また、電子記録のシステムが導入されている場合、効率的に働ける可能性が高いです。
これに加えて人員配置に余裕があり、特定の業務が一部の職員に偏らないよう業務分担が明確にされている職場を選ぶと、精神的な負担も軽減されやすいです。
シフト設計と段階復帰
ブランク明けに「夜勤あり」で勤務すると、生活リズムが乱れ体調を崩すことも考えられます。
夜勤がある職場でも、まずは夜勤の回数を減らしてシフトを組んでもらえるケースがあります。「入職後数カ月は日勤メインで働ける」「少しずつ夜勤に慣れていける」など、夜勤回数や希望通りのシフトを組みやすいかを確認してみましょう。
見学・面談での質問リスト
事前に職場見学ができる現場であれば、実際に赴いて雰囲気を確認し、入職後のギャップを最小化しましょう。
「指導者は誰か」「最初の2週間の流れ」「申し送りの型」「困ったときの相談窓口」を事前に質問することで、スムーズに業務を開始することができます。
それでもどんな介護求人を選べばいいかわからないという方は、過去記事「失敗しない介護求人の選び方──福利厚生・理念・働き方を見極めるコツ」もぜひご参照ください。
https://carestaff.jp/kaigo/blog/care_offer-of-job/
復職後にスムーズに馴染むためのコツ
実際に復職した後に備え、現場にスムーズに馴染むための4つのコツを紹介します。
最初の90日プランを持つ
復職後の不安を解消するために、0日目、30日目、60日目、90日目ごとに目標を立てましょう。小さな達成感を積み重ねることで、復職に対する不安を上書きできます。
記録と申し送りの“型”を先に覚える
記録と申し送りのフォーマットを最初に覚えて、定着させましょう。何を伝えるべきかが明確になるので、記録ミスへの不安を軽減できます。
「観察→記録→共有」を習慣化することで、情報共有がスムーズになります。
ボディメカニクス×用具で“無理をしない介助”
ボディメカニクスの原則だけでなく、移乗用リフトやスライディングボードなど福祉用具の使い方を積極的に学び、実践しましょう。身体への負担を軽減する「無理のない介助」を身につけると腰痛の再発を防ぎながら、介助への自信も早く取り戻せます。
早めの相談と小さな改善提案
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と考え、わからないことを積極的に質問して現場改善へつなげましょう。
これまでのやり方と違っても、まずは新しい職場の方法を受け入れる姿勢が、孤立を防ぎ、建設的なコミュニケーションをつくる第一歩となります。
まとめ
ブランク期間が長くなるほど「うまくやっていけるだろうか」と不安を感じるものです。しかし、不安の原因が分かれば、対応策を立てて前向きに動き出せるようになります。
介護に関する制度の確認やスキルの復習、体力づくりなど、できることから一歩ずつ取り組み、自分のペースで準備を進めていきましょう。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。