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介護のチームワークが良い職場とは?特徴と見極め方を徹底解説
介護現場における「チームワーク」とは、単に仲が良いか悪いかという感情レベルの話ではありません。それは、利用者の安全を守り、組織としてケアの質を維持するための「機能的連携」という構造的な課題です。
多くの介護職が人間関係に悩み、離職に至る背景には、個人の性格の不一致以上に、組織としてのマネジメント不全や業務プロセスの欠陥が潜んでいます。
互いの協力が不可欠な新潟の介護現場において、連携の欠如は業務負担の偏りを招き、致命的な亀裂を生む原因となります。
この記事では、「本当にチームワークが良い職場」の構造的特徴と、求人票だけでは見抜けない内部事情を見極めるための具体的な手法を解説します。
目次
なぜ介護現場では「チームワーク」が大切なのか?
介護の仕事は、一人の利用者を複数のスタッフがリレー形式で支えるチームプレーです。
しかし、この連携が機能不全に陥ると、単なる「働きにくさ」を超えた重大なリスクが発生します。
ここでは、精神論ではなく「リスク管理」の観点からチームワークの重要性を紐解きます。
離職理由のNo.1は「人間関係」である
介護現場から人が去る最大の理由は、給与の低さではなく、多くの場合、職場内の人間関係にあります。
公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度介護労働実態調査」によれば、離職理由として「職場の人間関係」が24.7%と最も高くなっています。
さらに、人間関係で辞めた人の理由のトップは、「上司や先輩からの指導がキツい、パワハラがあった」で49.1%にもなります。
特に地方都市では職員同士のコミュニティが狭く、一度人間関係がこじれると修復が難しい側面があります。
「業務指示が一貫しない」「特定の職員に負担が集中する」といったマネジメントの不在は、職員の心理的安全性を奪い、離職の連鎖(負のスパイラル)を引き起こす構造的な欠陥と言えます。
連携不足が招く「介護事故」の恐怖
チームワークの欠如は、利用者の生命や生活の質を脅かす事故に直結します。
例えば、申し送りでの情報共有不足が引き起こす以下のような事例は、現場で頻発しています。
• 補聴器の紛失・水没:着脱のタイミングや保管場所のルールが統一されておらず、「誰かがやっているだろう」という思い込みから発生する事故です。
• 誤嚥・窒息リスク:「最近、食事中にむせ込みが増えた」という微細な変化がチーム全体で共有されず、通常の食事介助を続けた結果、重大な事故につながるケースがあります。
これらは個人の不注意ではなく、情報を線でつなげなかったチーム全体の連携不足が表面化した結果ともいえます。
チームワークとは「仲良しクラブ」を作ることではなく、プロフェッショナルとしての「安全管理義務」を果たすための生命線なのです。
関連記事「介護職の人間関係で疲れた…ツラさの正体と“健全な職場”の見分け方」もあわせて読んでみてください。
https://carestaff.jp/kaigo/blog/caregiver_no-experience-2/
「チームワークが悪い」介護施設とは?キャリアアドバイザーが教える特徴と共通点
機能していないチームにはどのような兆候が現れるのでしょうか。介護の現場を観察すると、そこには明確な共通点が存在します。
コミュニケーションの「質」が低い
最も分かりやすいサインは「挨拶」と「報・連・相」の欠如です。
出勤時や退勤時に目を見て挨拶をしない、すれ違いざまに会釈もしない職場は、相互に関心を持たない「個人主義」が蔓延しています。
また、必要な業務連絡が滞ることで、「聞いていない」「言ったはずだ」という水掛け論が日常化しているのも特徴です。
送迎車や玄関の掃除、ゴミ捨て、雪かきの分担など、細々とした業務で連携が取れず、特定の若手職員や真面目な職員だけに負担が押し付けられているケースも散見されます。
職場環境とリーダーシップの欠如
悪いチームワークの職場には、しばしば「歪んだ権力構造」が存在します。
特定のお局ポジションの職員や古参職員が現場を支配し、新しい意見や改善提案を封殺する空気がある場合、若手は萎縮し、必要な報告さえできなくなります。
また、リーダーが現場の意見を聞かず、業務指示が不明確な場合も同様です。
新人への教育体制(OJT)や、職場で共有するべきマニュアルがなく、明文化されたガイドラインもなく、「見て覚えろ」と放置される環境は、組織として人を育てるということが機能していない証拠です。
業務プロセスに現れる兆候
会議や申し送りのスタイルにも、チームワークの質は表れます。
• 申し送りが異常に長い:要点がまとまっておらず、特定の職員の演説や愚痴の場と化している。これは無駄な残業を生み、職員を疲弊させる要因です。
• ヒヤリハット報告が「反省文」化している:「不注意でした」「気をつけます」という個人の精神論で終わっており、配置の見直しやマニュアル改訂といった「組織的な再発防止策」に繋がっていない。
関連記事「介護施設での研修内容を徹底解説! 法定研修の種類と受ける意義とは?」もあわせて読んでみてください。
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転職前に見抜く!「チームワークが良い職場」を見極める5つのチェックポイント
求職者が応募先の施設を見極める際、求人票の「アットホームな職場です」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。以下のチェックリストを活用し、現場の「空気」を客観的に診断してください。
| チェック対象 | 具体的な観察ポイント | 判断基準 |
| ①職員の挨拶 | すれ違いざまの挨拶、外部の人への対応 | 立ち止まって目を見て挨拶がある。無視、作業しながらの「ながら挨拶」をしていない。 |
| ②利用者の様子 | 食堂や共有スペースでの表情、活気 | 笑顔や会話があり、リラックスしている。無表情で沈黙、TVを見ているだけの利用者が放置されていない。 |
| ③職員間の会話 | 詰所や事務所、共有スペースでの会話の雰囲気 | 笑顔で会話している。丁寧な言葉を使っている。怒鳴り声、命令口調、私語はない。 |
| ④環境整備 | 玄関、トイレ、通路、浴室、共有テーブルなど | 清潔でキレイに管理されている。汚れが放置されたり、小さなゴミが落ちていたり、悪臭の有無や各所に手指消毒剤が設置・補充されているかなど。 |
| ⑤面接官の反応 | 逆質問への回答の具体性 | 具体的な制度や事例を即答できる。回答が曖昧、精神論でごまかす場合はNG。 |
面接で使える「逆質問」テクニック
面接は、あなたが施設を評価する場でもあります。以下の質問を投げかけ、その反応を見てください。
• 「未経験者が入社した場合、最初の1ヶ月はどのようなスケジュールで業務を覚えますか?」
o 明確なカリキュラムや指導担当者(プリセプター)の話が出てくれば、教育体制が整っており、チームで新人を支える文化があります。逆に答えに詰まる場合は、放置されるリスクが高いでしょう。
• 「職員間の情報共有で、特に工夫されていることはありますか?」
o 「毎朝の短時間ミーティング」や「インカムの活用」など具体的なツールの話が出れば、連携への意識が高い証拠です。
関連記事「介護職の転職、失敗しない職場選びのポイントとは?」もあわせて読んでみてください。
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チームワークが“良いチーム”とは?現地訪問で感じる「空気」
私たち絆ケアスタッフは、日々新潟県内の多くの介護施設を訪問していますが、玄関のドアを開けた瞬間に「ここは良い職場だ」と直感する瞬間があります。
それは、理屈やマニュアルを超えた、現場特有の「空気感」です。ここでは、私たちが実際に肌で感じた“良いチーム”の共通項をご紹介します。
肯定的な「音」が循環している
良いチームの職場は、決して静まり返ってはいません。かといって、怒号や無駄話で騒がしいわけでもありません。
心地よい活気があり、「〇〇さん、ありがとうございます」「今、手伝えますよ」といった、スタッフ同士の肯定的な言葉(ストローク)が自然に飛び交っています。
最も忙しいはずの食事介助の時間帯でも、スタッフがピリピリしておらず、利用者と冗談を交わしながら笑顔でケアをしている現場は、チームワークが良く、過度な負担が掛かっていない状態です。
何かトラブルがあっても「誰かがすぐにサポートしてくれる」という、チーム内の信頼関係があるからこそ生まれる「余裕」の表れともいえるでしょう。
「阿吽の呼吸」で業務が流れる
連携が取れているチームは、熟練したスポーツチームのように個々の動きが連動しています。
例えば、入浴介助から戻ってきた利用者に対し、フロアにいる別のスタッフが自然にドライヤーを引き継ぐ。あるいは、送迎車が戻ってきた際、手の空いているスタッフが利用者の誘導を分担するなど、連携がルーチンワークに組み込まれているのです。
そこには「指示待ち」の時間はなく、「今、チームのために何が必要か」を全員が理解して動く、美しい連携があります。この一体感こそが、働くスタッフの帰属意識を高め、離職を防ぐ防波堤となっているのです。
まとめ
介護現場における良いチームワークとは、仲の良さではなく、「利用者の安全を守るための機能的な連携」が取れている状態を指します。それは、職員一人ひとりが心理的安全性を感じ、プロとして尊重されながら働ける環境があって初めて実現するものです。
しかし、組織の風土や構造的な問題は、一人の努力だけでは変えられないこともあります。もし、あなたが今の職場で「これ以上は限界だ」と感じているなら、心身が壊れる前に環境を変えることも正当な選択肢です。
とはいえ、求人票や数分の見学だけで、その職場の「真のチームワーク」や「人間関係」を見抜くのは至難の業です。特に新潟の地域性を踏まえた職場環境の実態は、外部からは見えにくいものです。
絆ケアスタッフは、新潟県内の介護施設に何度も足を運び、現場の責任者やスタッフと直接対話を重ねています。
「書類には書かれていない現場のリアルな空気感」
「実際に働いているスタッフの定着率」
「雪害時や緊急時の協力体制」
など、現場を知るプロだからこそ提供できる情報があります。
「次は失敗したくない」「長く働ける職場を見つけたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたのキャリアと人生を守るために、私たちが全力でサポートします。
ケアスタッフ事業部
ケアスタッフ事業部は医療・介護施設のパートナーを目指し人材サービスを提供しています。具体的には就職を希望する看護師、介護士、歯科衛生士等の方と新潟県内の施設や病院、双方のニーズにマッチングさせる仕事です。1998年の創業から26年間での看護師・介護職などの登録数は、延べ1万人以上。お取引先は新潟県内で300社以上。高齢者介護施設とその担い手をマッチングする「ヘルスケア人材サービス」の仕事を通じて蓄積した知見と情報を、毎週独自の視点でお届けします。