わたしのGood&News 【 中嶋　剛志 】

いまNHK朝ドラで放映中の「ブギウギ」を楽しみに見ています。昭和の歌手俳優・笠置シヅ子がモデルのドラマで、代表曲：東京ブギウギは多くの人がカバーしているので、その名前と曲は知っていましたが、それ以外は全く知りませんでした。ただ戦前から活躍していた人で、私の親世代でも懐メロということになると思うので、ほとんど知らないという方が多いと思います。

今はyoutubeがあるので簡単に映像を見ることができますが、さすがに映像は悪いですが、曲の良さやパワーみたいなものは感じることができます。ちなみに「ブギウギ」のオープニング曲に流れる人形が怖いとネットニュースに載ったことがありますが、笠置シヅ子の実際の動きを模写しているものだとわかります。ドラマを見て笠置シヅ子に興味を持ちネットで調べると、ストーリーはそのまんま笠置の生涯を追っているもののようです。

創作のドラマ以上に波乱万丈の人生ですが、そんな中でも自分自身を貫き通しているところはとても感銘を受けました。ドラマを見ていなかった方も今は配信等で見られるツールもありますのでいかがでしょうか。主演・趣里さんの明るく元気いっぱいの演技、歌とダンスは最高です。

「連続テレビ小説『ブギウギ』」
NHK総合
【毎週月曜～土曜】 午前８時～８時15分
＊土曜は一週間を振り返り放送
NHK BS
【毎週月曜～金曜】午前７時30分～７時45分

★ケアスタッフ的お役立ち情報★

きらめている人はいませんか。いえいえ、乾燥肌はしっかりスキンケアすれば、痒みがなく、落屑のない日常をおくることは可能です。今回は２回にわたり「高齢者の皮膚の特徴と乾燥肌で悩んでいる利用者さんに対してのケアの方法」についてご紹介します。

ではまず、「なぜ乾燥するのか？」についてです。
高齢者が乾燥肌になるのは、老化による皮膚機能の衰えです。老化スピードは個人差がありますが、機能の衰えは病気ではなく誰にでもおこるもの。未だこの老化現象をとめる方法は解明されず避けることができない事実です。今月は、直接的に乾燥肌をつくりだす３つの皮膚機能の衰えについて説明します。

①水分の蒸散をとめられない。
表皮の一番上には、自然の天然クリームといわれる皮脂膜が覆っています。この皮脂膜のはたらきは、水分蒸発を防ぎ、皮膚の弱酸性を保つことです。構成は、「皮脂、垢、汗」からなるのですが、老化により皮脂や汗の分泌量が減り、天然クリームを必要量作りだせなくなります。その結果、水分蒸発が止まらず肌が乾燥してしまうのです。

②水分が蓄えられない。
表皮の角質層には、角質細胞間脂質という物質があります。この細胞間脂質のはたらきは、セラミドが主成分で角質の細胞と細胞をつなぎ、水分を蓄えることです。老化により細胞間脂質が減り、水分を蓄える能力が落ちてしまうため乾燥を助長します。

③水分を捕まえられない。
表皮の角質細胞の中にはＮＭＦ（天然保湿因子）といって、その名のとおり天然で保水機能をもつ物質があります。ＮＭＦは、アミノ酸が主成分で、水分を捕まえて抱え込むはたらきがあるのです。老化によりＮＭＦが減少し、水分を捕らえられなくなることで、角質細胞自体に水分が含まれなくなります。

「皮脂膜」、「角質間細胞」、「ＮＭＦ」この３つの減少が肌の乾燥を引き起こし、バリア機能低下させるのです。乾燥が進むと、外部からの刺激がアレルゲンとなって掻痒感や炎症をおこし、放置すると重症化します。そもそもこれら３つの物質は、皮膚の新陳代謝から生み出されたものですが、高齢になると真皮層からの栄養が少なく細胞分裂はゆっくりです。皮膚の力だけで潤いを取り戻すことは難しくなります。そのため、高齢者の皮膚のスキンケアで大切なことは、潤いを補充することと、僅かな表皮の水分をこれ以上逃がさないことです。

次回はスキンケアの基本的な方法についてご紹介いたします。

あとがき・・・ 【 金子直樹 】

皆様お疲れ様です。2月も下旬に差し掛かり、積雪・降雪も落ち着いてきたように思います。ただ、時々予報で「今期一番の寒波」というような発表がされると、ちょっとドキドキしてしまいますが。。。そうい時は万が一を考え、いつもよりも早起きをしてみるのですが、思いのほか積雪がない、というのがオチで、、もう少し寝れたなーと思ってしまいます(笑)寒い日だとなおさら、、まだまだ寒さの厳しい日が続いていきますが、体調を崩さないよう気を付けていきましょう。